「お米の洗い方」で手順書を作る練習としての一歩を踏み出したので、今回は一段上がりましょう。
多くの職種で行う「玉掛作業」についての作業手順書を作ってみましょう。玉掛作業は吊り上げる物によって方法が異なってきます。よく使われるベルトスリングを使用しての材料(型枠材・鉄筋・単管など)の玉掛として考えます。
先ずは、玉掛の資格 特別教育1t未満 技能講習 1t以上になります。資格が必要な作業では資格の確認は必須条件になります。単管4m100本(バラ状態)を玉掛けします。
単管4mは1本あたり2.73㎏なので100本で273㎏となり特別教育で玉掛は可能です。
- 単管4m100本が受台に入れられています
- 技能講習玉掛者が、玉掛を行います
- 500㎏用ベルトスリング3m、2本を使用する
- 単管の端から50㎝程度のところでシャックルを用いた目通しでベルトスリングを掛ける
- クレーンのフックを単管の中心(重心)へ誘導する
- フックにベルトスリングのアイを掛ける
- クレーンOPに無線にて巻き上げ合図をする
- 単管が地切30㎝程度で止めの合図をする
- 単管を番線で2か所縛り、ベルトスリングに介錯ロープを取り付ける
- 荷下ろし位置まで誘導する
【ポイント】
- 有資格者での作業
- ナイロンスリングのチェック
- 3-3-3運動というものがありますが、私は、重心位置確認、地きり時の指差呼称を推奨します。
- 下の絵にもあるように、シャックルを使用する場合のシャックル向きに注意
- 単管が縛っていない場合は、地切時に両端を番線で縛ります