作業手順書 作成指導のポイント

職長・安責者は、チームリーダーとしてチームをまとめる役目があります。
職長の能力向上教育では労働者に対する指導又は監督の方法に関すること(60分)が組まれています。

[労働者に対する指導又は監督の方法に関すること(60分)]
  • 労働者に対する指導、監督等の方法
  • 効果的な指導方法
  • 伝達力の向上

以上の項目が含まれています。
職人になりたくて、建設会社に入社したのに、職長を任されて元請との調整だけでなく、後輩の仕事の指導に安全教育まで・・・こんなはずじゃなかった・・・と考えている、そこのあなた。
  昭和・平成の建設会社から令和の建設会社へ、そこのあなたも令和の建設人にチェンジしましょう。今の建設会社は変化しています。建設業界に身を置く限りは、「こんなはずじゃない」ではなく適応するしかありません。

作業手順書 作成指導のポイント

  職長・安責者を任されている人は、チームリーダーとしての資質を持ち合わせている人です。自分の本業である作業ではテキパキと指示を行っています。その指示こそが一つの教育や指導なのです。当サイトでは、作業手順書の作り方をコロッケのレシピ、鉄筋の結束で皆さんに伝えました。行っていることを文字に起こしそれを一作業毎に分解すれば手順書の出来上がりです。

1.むずかしい言葉は不要、わかりやすく、自分の言葉で行う
 あなた自身が文字として起こすことが出来る、事例を元にして、各自で考えさせる、順番に答えさせるのどちらかで練習します。
 ※例:自動車の運転、自転車の運転、キャッチボール等

2.発言は途中で切らない、最後までしっかりと聴く

3.相手が話しているときは、目を見て、うなずく。 うなずく行為は肯定の行為であり、相手を信頼している

4.自分の考えと異なる場合も、意見として聞き、否定しない

5.よく出来ている話はほめる

上記を行うためには、教育を実施するまえには自分で予習を行ってください。
  自分の若い時に置き換えて考えてください。でも、俺もできなかったから彼らもではダメです。その時には指導・援助してくれる職長・安責者の存在がなかったからです。これからは、あなたが指導・援助する立場になります。

 

作業手順書の作り方について、詳細はこちら。