保護具着用管理責任者について9(防毒マスク)

マスクの面体の種類

防毒マスクは、マスクの面体の形状により2つの種類に分類できます。

■半面形

鼻と口の部分のみを覆う形式のマスクです。顔の半分程度のみを覆うため「半面形」と呼ばれ、小型なのが特徴です。

■全面形

「全面形」と呼ばれるマスクで、口、鼻に加え、目の部分を含めた顔全体を覆う形です。
毒性ガスの種類によっては、目を保護するために全面形マスクを使う必要があります。
ただし、目を覆ってしまうため、使用する際に視野がどうしても狭くなってしまうという欠点があります。
 

吸収缶取り付け方と種類

防毒マスクは、取り付ける吸収缶のタイプによって直結式小型、直結式、隔離式の3つの方式が存在します。
防毒マスクの種類

■直結式小型

小型の吸収缶を防毒マスクに取り付ける方式です。小型であるため、低濃度のガスが存在する場所で使います。

■直結式

吸収缶は、直結式小型の防毒マスクよりサイズが少し大きく、中型になります。吸収缶が大きくなることにより、さらに濃度が高いガスが発生する環境の中でも使用することができます。

■隔離式

直結式より、さらに大きな吸収缶を使用します。吸収缶を大きくすることで、面体の部分に直接取り付けるのが難しくなるため、吸収缶を面体から分離して使用します。分離した大型の吸収缶は、腰の部分などで固定します。顔に取り付けた面体と吸収缶の間は、伸縮可能な連結管で接続します。隔離式は吸収缶が大きくなることで、直結式よりさらに高濃度の有毒ガス環境でも、作業員の安全を確保することができます。
 

対応できるガス濃度

 この3種類の吸収缶による最大の特徴は、対応できるガス濃度になります。

■直結式小型 : ガス濃度の上限が0.1%になります。
■直結式 : 小型の10倍の1%が上限となります。
■隔離式 : さらに吸収缶が大きくなり、直結式の2倍である2%が上限になります。

但し、対応するガスの種類によって上限値は大きく変化するため、防毒マスクメーカーなどで確認することが必要です。